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NAME | パイン |
AGE | 16 |
CONSTELLATION | うお座 |
ATTRIBUTION | 無(オールマイティ型) |
DESCRIPTION | 謎の少女エルルに導かれて旅立つ、この物語の主人公。 ウッパラーに引き取られて育てられてきた出生不明のみなし子だったが、実は亡国エルファリア王族の唯一の生き残りにして王子。カナーナ人は持たない金の髪と蒼の瞳が、彼が王家の血筋であることを示している。 素直で正義感の強い性格。生まれのものか、素朴な衣服を着ていても溢れたつような気品があり、不思議と人を集め、まとめることのできるカリスマ性も併せ持つ。だが、田舎育ちのせいかいたって能天気で、万事ポジティブシンキングのユルユル少年。 もらわれ子の居候のくせに、石碑の研究をしていると称して働かずグダグダな生活を送ってきた、ニート同然の穀潰しだが本人は特に気にしていない。歴史とゲームとニコ動が好きで、それらに関する妙な知識を持つなどちょっとオタクっぽい面がある。剣はなんかRPGっぽくてカッコイイからというだけでたしなんでおり、それなりに才能もあるが、基本インドア派でひきこもってマンガを読むのが好き。 棘はなく人当たりは良いが適当なことしか言わないかつやる気は常にあまりない。とてもゆとりらしいゆとり。成長枠に余裕があることが伺われる。(特に精神的にはぜひ成長してもらいたいところだ) まだ赤子だった彼が親から引き離されウッパラーに託されたのは嵐の夜だったので、無意識に雷が嫌いである。 |
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NAME | ウッパラー |
AGE | 62 |
CONSTELLATION | さそり座 |
ATTRIBUTION | 無(超越型) |
DESCRIPTION |
パインの育ての親でラゼルの祖父。薬草学の権威にしてアイスの魔法の使い手。スンガ大学の特任教授でもある。 彼自身の専門は薬草学であるが、その他にも医学・考古学・魔術基礎など幅広い知識を持つ。これらの知識はメルドにも役立ち、冒険開始当初 エルフの石碑の内容からメルドを行う方法を導き出し実践していたのはウッパラーであるという。 薬草学と魔法の基礎については20年ほど前エルファリアの考古学の権威・トート博士に教わったようであるが、アイスの魔法を如何にして会得したのかは誰も知らない。ロマの村の村人に言わせれば、「気がついたらそういう風な人がいた」という表現が一番正しいらしい。(トート博士は妙に長寿で、エルフの血筋ではなかったのかという話がある。魔力を移してもらったのかもしれない…とはパインの説) 飄々としてどこか達観した仙人のような人で、まったく違う時間軸を生きているのではないかと思わせる。つかみどころがなく、ボケていると思う節もあるが、重要な場面には矍鑠としており、おそらくめんどくさい時にそういうふりをしているだけのようだ。 パインやラゼルには理解不能のいろいろな謎の健康法を試しており、特に毎朝の乾布摩擦はけっして欠かさない。 嫌いなものは服。いつもフンドシ一つ、ステータス上でも体力のパラメータが異常に高いハイパーじいさん。 カナーナ王国の宮廷魔術師にと嘆願されたが、自由に研究を行いたいからと辞退した過去がある。パインやラゼルは彼が何を研究しているのかはよく知らないが、パインに考古学の手ほどきをしつつ、悠々自適な研究生活を送っている。 |
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NAME | ラゼル |
AGE | 15 |
CONSTELLATION | かに座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION |
ウッパラーの孫娘で、パインにひそかに一途な想いを寄せる恋する女の子。 パインよりも年下だがお姉さんぶっており、生活習慣がだらしないパインの世話を焼く。 料理が得意で、女手のない一家の家事は彼女が一手に引き受けている。ただし掃除は嫌い。 気が強く芯の通った性格。明るく元気、感情豊かで、ただしちょっと偏った思考形態を持つ。礼儀は正しく、目上の人はきちんと立てるが、言いたいことははっきり言うのが信条。 人の気持ちを無視するような無神経な言動、またそういう人間を非常に嫌う。 ラゼルの両親(ウッパラーの娘夫婦)は二人とも医者であったが、 15年前のムーラニアクーデターの際に戦地の被災者を助けようとエルファリアへ赴き、 そのまま帰ってこなかった。彼女も医者をこころざし、現在医術の勉強に励んでいる。 「あたしは、傷ついた人だけじゃなく、あたしも助ける医者になるの」と彼女は言う。 本来は母性的で、家でじっと家族の帰りを待つようなタイプだが、パインの為なら超絶的な行動力を発揮し、どんな労力も惜しまない。ただ、パインにこの恋心がまったく伝わっていないようなのが彼女の悩みの種である。 |
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NAME | ジーン |
AGE | 24 |
CONSTELLATION | さそり座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION |
カナーナ杯争奪全国武道大会の優勝経験を持つ居合いの達人。 剣士を名乗るがレイピアを愛用しているようなので、厳密にはフェンサー。 年齢・職業相応に常識的だが、冷静でシニカルな性格。 チクッと嫌味な言動をしたりもするが、引き出しが多くボケもツッコミもシリアスもOKというマルチタレント。 めんどくさがって適当に済ませてしまおうとするパインや感情まかせに暴走しがちなラゼルをたしなめる、二人の兄のような役回り。 カナーナ王の側近だったが、長年組織の歯車となりつまらないルーティンワークに毒されていたためロボット化してしまい、彼の本来の声を失ってしまった。 もともと特に目的もなく生きてきたジーンは、安定した職業だからという理由で国兵に志願しただけで、それなりに性格は真面目で成績優秀であったものの世間のことも自分のことも非常に興味が薄く、つまらなく感じていた。それゆえ声を失ってもさして問題を感じず、自分を失っても良いと納得していたが、パインとともに旅するうちに彼らの自由さにふれ、自分らしさを取り戻していく。 |
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NAME | アルディス |
AGE | 21 |
CONSTELLATION | しし座 |
ATTRIBUTION | ボケ |
DESCRIPTION |
フォレスチナ王直属の護衛である騎馬隊の隊長を務めていた若き騎士。 遠目にも目立つ真紅の鎧に身を包み、青に染めた髪はオールバック、背が高く引き締まった肉体の持ち主。 しかしその精悍で豪勇な外見とは裏腹に、バカがつくほど真面目、かつ繊細で折れやすい心の持ち主。 何かあるとすぐ思い詰めて泣いたり死にたがったりする。「趣味は自殺未遂」と自ら進んで言うほどの自虐的自嘲的な考えを持っており、要するにM気質。なぜか病弱で、胃炎の持病あり。またかなりの天然で、ジェニスが想いを寄せていることに未だにほとんど気付かないなど、信じられないくらいボケた面がある。 もともと強い気質ではなかったものの、真面目さをかわれフォレスチナ王にも目をかけられており、期待に応えようと頑張っていた矢先にムーラニアに攻められフォレスチナが落城。さらにアルディス自身はラダに配置されておりカナーナに応援を要請することが任務であっためフォレスチナ王を守ることもかなわず王は処刑され、この時点で彼のライフはゼロ。ジェニスとアーバルスに引きずられるようにしてカナーナまで逃れたものの、精神的にも肉体的にもボロボロだった頃にパインと出会った。 様々な過去のトラウマからすっかり自分はダメな人間だと思い込んでいるが、実は内に秘められた潜在能力には超人的なものがあり、現在の状態は精神的なものがそれを押さえ込んでいるせいであろうと思われる。彼が誰よりも情熱的でまっすぐな心の持ち主で、能力もその心の強さに沿うものであったことに気付くのは、彼自身でさえも ずっと後のことになる。 小さい頃川で溺れて死にかけたトラウマがあり、水が嫌いである。 |
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NAME | ジェニス |
AGE | 20 |
CONSTELLATION | いて座 |
ATTRIBUTION | 無(天然型) |
DESCRIPTION | フォレスチナ王に仕えていた女騎士。 実は貴族出身のお嬢様だが、男勝りな性分で、家の中でおしとやかに暮らすことを良しとせず「この国は私が守るわ!」と武の道に進んだ。教養はあるがどこか世間ズレしている。 声がなぜか異常にコワイが中身は非常によくできた女性で、闊達で芯が強く、誰に対しても分け隔てなく接する。 特になにかと弱気なアルディスをよく励まし、彼の良きパートナーとなっている。 アルディス、アーバルスらと共にラダ砦に配属されており、歩兵槍部隊として辣腕を振るっていた。その槍の腕前より「トモエゴゼン」の異名を持ち、ラダ砦には彼女の隠れファンが多数生息する。 もっとも彼女はそんなことは意に介しておらず、ひたすら一途にアルディス命である。(当のアルディスはなんとジェニスの思いに気が付いていないようだ。嫉妬のために他の兵士から命を狙われたことすらあるのに、大ボケである) しっかりしているようだが実は筋金入りの天然で、天衣無縫の言動で周囲を振り回すこともしばしば。趣味は少女マンガ(描く・読む多分両方であろう)で、どうやら腐女子疑惑もある。「取り乱したわ」が口癖。一緒にいると楽しいが、長くそうしていると疲れるタイプ。 |
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NAME | ファーミア |
AGE | 15 |
CONSTELLATION | おひつじ座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | 火の国生まれのいない火のパーティメンバーの中でも特に異色な、水の国生まれの癒し手。 小柄でぽっちゃりした女の子。年の割りに妙に背が低く、小学校低学年あたりに見られてしまうこともよくある。 女性らしい細やかな心と優しさを持っており、博識で頭の回転も早い。だがなぜか非常に鋭いツッコミスキルの持ち主で、相手が年上だろうがなんだろうがかまわず容赦ないツッコミをあびせる。また最近の女の子らしくオヤジが嫌いで、アーバルスと衝突することもしばしばである。 もともと神職の家系の出で、水の聖地ハンブで巫女として修行をしていた。 真面目に修行を行ったファーミアだったが、どうしてもその暮らしが性に合わず、学校の先生になりたいと考え始めた。 親に隠れてスンガ大学の試験を受け、見事通ったものの両親は大変立腹し、ファーミアは言い争いの末勘当を言い渡されてしまう。 それでも、当時上司であった水の神殿の神官が応援してくれたこともあり、彼女は一人で大学へ進学することを決める。が、転入直後、アルディス達フォレスチナ国の落ち武者が転がり込んで来たことによって、彼女の運命は大きく変わり始める。 |
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NAME | アーバルス |
AGE | 53 |
CONSTELLATION | しし座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | フォレスチナ王国に長年宮廷魔術士として仕えていた、炎を操る魔法使い。 アルディスとジェニスにとっては上司に当たる。 常に鷹揚に構え、何事にも動じない気概の持ち主。 パーティメンバーには時に厳しく時に優しく、父のように接する。が、オヤジっぽい発言をたしなめられたり、説教がましい所を嫌がられたりすることもしばしばで、それが役割と思いつつも(自分では若いつもりなので)ちょっと傷ついている。 高名な天文学者であり、フォレスチナ王立天文研究所の所長も勤めている。若い頃はかなりの野心家で、もともとは庶民の家の出だが、努力一つでその地位までのし上がった。 ただ、研究にのめりこみ家庭を顧みなかった結果、妻と子に愛想をつかされてしまい、現在バツイチである。 魔法には以前から興味を持ち研究もしていたものの生まれつき魔力を持たない凡人であったが、48歳時になぜか突然火のラを操れるようになり、フォレスチナ宮廷魔術師の地位を獲得、異例の出世を成し遂げた。アーバルス自身はこの「火の発現」はアルディスの影響だと考えている。 |
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NAME | カーラモン |
AGE | 19 |
CONSTELLATION | やぎ座 |
ATTRIBUTION | 無(オールマイティ型) |
DESCRIPTION | フォレスチナとカナーナの国境で用心棒稼業を営む若者。 まだ十代なのに老け顔で、初対面の人にも「ブサイク」と正面から言われるほどの残念な容姿を持つ生臭坊主。 三枚目の代名詞のようなキャラクターで、下ネタと綺麗なお姉さんが好きで冗談ばかり言い、常にイラナにシバかれている。 が、それは仮の姿で、実は大変頭が切れ、口達者、芸達者な世渡り上手。 外見の残念さはちゃんと自覚しているが、己の頭脳と才能に絶対の自信があり、その余裕は挫かれたことがない。 とりあえず手に職をつけておこうという目論見から僧侶になった(結婚できなくても社会的に許されるからという理由もあるらしい)。信仰に熱心ではないため癒しの術は基本しかできないが説教は得意。 そのためか妙なカリスマ性があり、政府や上層部タイプの人間からは下品と嫌われるものの、庶民からの人望が厚い。楽をして一発当てることを常に考えているが、現実主義な面もあり、多くのものが動揺するような場面でも意外な冷静さを見せる。 厳しい躾で全国的に有名なギスト保育園の卒業生だが、最も反抗的かつ更正不能だった園児として名を馳せている。 アデンまちに父母が住んでいる。自分にそっくりな父とは何かと気が合い仲が良いが、すぐ怒る母は苦手。 風魔法によるマヒの感覚が母ちゃんの激烈なビンタと似ているので、風が嫌いである。 |
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NAME | イラナ |
AGE | 19 |
CONSTELLATION | おうし座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | カーラモンパーティの紅一点。全キャラクター中最強の露出度を誇る元気な女の子。
ただし女としての魅力はやや足りないようだ(禁句) 幼い頃から大の男も投げ飛ばすほどの怪力の持ち主で、保育園時代、カーラモンとつるんで(ついでにおとなしいゼクまでも巻き込んで)はいたずらを繰り返していた。 土の聖地プラム村が実家で、聖地を守る僧兵を代々務める由緒正しい家柄の出。 だが、戒律に縛られた堅苦しい暮らしが性に合わなかったイラナは18歳で親とケンカし家出、カーラモンのところに転がり込む。そうして妙な腐れ縁で集まった仲間達と用心棒稼業を営むことになり、今に至る。 舌っ足らずで幼い子供のような喋り方をする。教養はあるものの、あえてそれを隠すように粗暴で稚拙な振る舞いをすることが多い。それには家族から家柄や伝統を強要され、自身の個性を押さえつけられて育った幼少期の影響が大きい。 大変気が強く腕も立つが、口はそれ以上に立ち、カーラモンをやり込められるのは彼女だけ。といいつつも彼女がカーラモンをやり込める時はだいたい殴っている。得意技は三連パンチ。 全く女扱いされないことを少し悩んでもいるが、カーラモンが腰を冷やさないようにと編んでくれた毛糸のパンツは、やっぱり履く気になれない。 |
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NAME | ゼク |
AGE | 25 |
CONSTELLATION | おとめ座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | アメリカインディアン風のコワモテだが、とても心穏やかな性格。 動物や植物の心が分かり、人間の本質を見抜くことのできるシャーマン的な資質を持っている。その代償として喋ることが殆どできず「ムン!」しか言えない。 おさびし山(フォレスチナ中央にある山脈のこと)の山奥で木こりとして静かに暮らしていたが、ある日行き倒れていた中年メタボおやじ・ガウドを偶然助けたことから彼の人生は転機を迎える。 路頭に迷うガウドに職を紹介してやろうと二人で下山し、保育園時代からの腐れ縁であるカーラモンとイラナに再会。そして彼らに誘われたというか無理矢理引き込まれた形で、四人でベリー村の用心棒をすることになった。 唖者であるが、ゼクの知能は大変高い。誰よりも常識的で見識が高く清い心の持ち主。 普通の人には「ムン!」としか言っているように聞こえないが、カーラモンパーティのメンバーには彼の言いたいことが全て理解でき、まったく普通に会話することが可能である。暴走しがちなイラナと、極端なカーラモンを諌める重要な役回りを担っている。 |
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NAME | ガウド |
AGE | 48 |
CONSTELLATION | ? |
ATTRIBUTION | 無(超越型) |
DESCRIPTION | 一体どこから湧いたのか、素性がまったく不明の謎おっさん。かろうじてフォレスチナ国民であるということだけ分かっている。 四大属性魔法の中でも最強といわれるサンダーの魔法を20年の山籠りで会得した。 意気揚々と下山したが、15年前のシーラルのクーデターによって世間はすっかり変わっており、何も知らないガウドは浦島状態。 途方に暮れて山に戻ったものの行く当ても無く、行き倒れていたところをゼクに助けられ、彼のツテでカーラモンに紹介されて雇われることになった。 アラビア系の容姿だが、長年の野良修業の間に国籍とかそういう細かい事は超越してしまった自由人。立派なメタボ体型だが超越的な素早さを誇り、特に逃げ足が異常に速い。(彼に限らずカーラモンパーティはとりあえず逃げ足が速いことが大きな特徴である)だが山篭りの修行でも体力をなぜか鍛えなかったらしく、ダメージをくらったら即死同然になる。 持ち物はないに等しいが、ただ一つだけ縦長のツボを持ち歩いている。この中で「スニッフル」と「コフコフ」いう名のヘビを飼っており、笛を吹いて操ることができる。 |
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NAME | シーナ |
AGE | 20 |
CONSTELLATION | てんびん座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | 通常修得するのに数十年を要するといわれるウィンドの魔法を若干二十歳で会得してしまった類い稀なる魔力の持ち主で、「青嵐のシーナ」の二つ名を持つ。 ドSかつツンデレ、絶対零度の美女。トリアスがたびたびラブコールをしているが当然全無視。大人びて淡々とした性格だが、その反面非常にキレやすく根に持つタイプ。ツン:デレ比は8:2である。誰が測ったのか…(ちなみに動画内ではデレ場面は2回のみ) 幼い頃に両親を魔物に殺され、自身も追われ続けて長年逃亡生活を送るという不幸な境遇で育った。そのため素直になれず、自分の弱みを見せることを極度に恐れるあまり攻撃的な態度で憎まれ口ばかりたたいてしまうが、本当は健気で心寂しい女の子。 両親が魔物に目をつけられたのは当時シーラル皇帝を倒そうと進軍中の勇者に助力をしたからだったので、彼女自身が風のラにしるされた勇者であると分かってからもその運命を呪わずにはいられないでいる。 エルファリア抵抗軍に集まった三人プラスエルルから預かったパピの四人でサーカス団を結成し、魔物の支配に疲弊した人々を励ますために各地を巡業していた。仲間(彼女は『下僕』と呼んでいる)の芸があまり上達しないことにイライラしながらも、子供たちの笑顔を見るのが何よりの安らぎである。 自分の家を魔物に壊され、薪にして燃やされてしまったので、火が嫌いである。 |
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NAME | ワイル |
AGE | 27 |
CONSTELLATION | みずがめ座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | 二刀流のダガー使いで元盗賊。 エルファリア西北端地方(日本列島と見た場合四国の東端にあたる)で栄えた独自の文化と言語を持ち、八百万の神を信仰していた「古の民」と呼ばれる少数民族の出身。 しかしシーラルの帝政に逆らったため一族は弾圧の果てに虐殺され、一人生き残ったワイルは天涯孤独の身の上となりエルファリア各地を放浪した経歴を持つが、故郷の訛りの強い言葉だけはネイティブのまま健在である。 やさぐれた外見と粗野な言葉遣い、斜に構えた態度から距離を置かれがちだが、実はいたってラフで粋な性格で、頼れる兄貴分。度量が広くいざという時には体を張って仲間を守る気概も持ち合わせている。また重度の愛煙家で、この歳で早くも声枯れしている。 盗みに入ったチントの家でたまたま隠し階段を発見し、お宝があると思い込んで中へ入った為にエルファリア抵抗軍のアジトへ辿り着いてしまった。そこで御用となったものの彼もムーラニア帝国侵攻の被害者の一人なので連中と意気投合、そのまま居つくことに。出向してきたものの帰る城をなくしてフラフラとレイ野原をさ迷っていたトリアスをひっぱって来たのもワイルである。 抵抗軍の遊撃隊として抜擢され、風のパーティ入りをする。サーカスの地方興行には全くやる気をもてないが、危なっかしいシーナがなんとなく放っておけず、見守る形で傍にいる。 |
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NAME | パピ |
AGE | 18 |
CONSTTELATION | てんびん座 |
ATTRIBUTION | ツッコミ |
DESCRIPTION | 大きなペンギンのようにずんぐりした体とコミカルな顔を持つ謎の生物、聖獣グリフ族の唯一の生き残り。また王族の血筋でもあり、癒しの術のほかにも特別な力を受け継ぐ。 100年以上の寿命を持つグリフ族ではまだまだ子供の年齢にあたるため、性格は非常に気難しく甘えん坊。生意気な振る舞いをする一方、周囲の空気に敏感で泣き虫。好奇心旺盛で無邪気な子供らしい一面もある。 長年グリフ族は森を開発し荒らす人間を嫌って隠れ住んでいたため、パピ自身も人間嫌いの傾向があり、基本的にヒネて冷めた態度を取る。だが、全員が天涯孤独の身の上である風のパーティの三人からは弟のように可愛がられており、彼らにだけは懐いている。(ただしシーナは基本放任主義、ワイルとは常に喧嘩、トリアスからはいじられまくるので、好きなのか嫌いなのか複雑な心境を抱いている) エルルと共にシーラルの追っ手からの逃亡生活を長く続けていたが、ほったらかされていることも多かったため、エルルの計画の全貌については何も知らない。 |
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NAME | トリアス |
AGE | 23 |
CONSTELLATION | ふたご座 |
ATTRIBUTION | ボケ |
DESCRIPTION | もとはフォレスチナ王に仕えていた騎士で、アルディスの友人。 黙っていれば誰もが振り返るほどの美貌を持つが性格はひょうきんで、軽口を叩いてはみんなに怒られる役回り。フェミニストかつナルシスト。ボクの美しい顔に傷がー的セリフ担当キャラ。世界中の港に女を作るのが目標だそうな。 エルフの母と人間の父を持つハーフエルフ。そのためエルフと人間の両方から迫害された幼少時をすごし、他人が信用できず臆病で虚無主義な本性を持っている。派手な言動を好むのはそれを隠すためでもある。 自らを吟遊詩人と称し(実際は詩人でも何でもない)、常に背にギターを携えている。このギターはエルフである母親の形見。エルフは見目麗しく、魔法に秀で、また芸術の才能を持ち合わせていることが種族の特徴で、トリアスの母親も見事な歌い手であった。しかしハーフであるゆえか残念ながら魔力も歌の才能もトリアス自身には全くなく、彼の音楽は周囲から煙たがられるのみである。彼自身もそれは自覚し、悩んでいるものの、記憶に残る母の面影と憧れを忘れられずやめられないでいる。 ムーラニア帝国の動向を探る密偵としてエルファリア地方に派遣された矢先にフォレスチナが攻め落とされてしまい帰るに帰れず、抵抗軍に身を寄せていた。フォレスチナを見捨てて逃げたことの虚無感にとらわれて生きていたが、シーナとの出会いによってそれも変わりつつある。 |